『おいしいオリーブオイル101―OLIVE OIL TASTING NOTEBOOK』
(アン・ドラモア著、日本ヴォーグ社、1998年)
1998年と古く、絶版になっているが、著者の率直な批評が非常に貴重である。
この本を見て、伊勢丹、プランタン銀座、代官山ヒルサイド・パントリー、明治屋、新宿高島屋など、オリーブオイルに力を入れている各店に、その店にしかないものを買いに回った日々が懐かしい。
特に、プランタン銀座ではイタリアやスペインではなく、珍しいフランスの上質な物を扱っていて面白かったが、今では面影すら無くなってしまったのが残念である。
今は無き池袋西武の専門コーナーではこの本が備え付けでぶら下げてあった。
古本でも買う価値ありな一冊。
『世界のオリーブオイル百科』
(ジュディ・リッジウェイ著、小学館、1999年)
Judy Ridgway's Best Olive Oil Buys Round the Worldの和訳本。
この本はオリーブ・オイルのカタログ本として世界的定番とどこかで読んだことがある。
『世界のオリーブオイル百科』がその和訳とは知らずに、原著のほうをわざわざ取り寄せて買ってしまった。
当然ながら、日本では無い商品もある。
☆付けも、「味の採点」というよりは「格付け」という感がある。
『オリーブオイルのすべてがわかる本』
(奥田 佳奈子著、筑摩書房、2001年)
日本人が書いたほとんど唯一ではないかと思われる、オリーブオイルの本。
初めてこの本を見たとき、「ついに日本でもこんな本が出たか」と感動した。
2001年の出版ながら、2012年現在も供給している筑摩書房さんは偉い。
紹介されている品揃えに関しては、当時の他の書籍(特に『おいしいオリーブオイル101)をなぞっただけのような感じで物足りないし、味についての批評も無いが、感心するのは品種について結構記載があるところだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿